冷戦後の中国
冷戦後の中国について。
ある教授は、中国の当時の政治システムを批判しながら、今後を次のように予測していました。
「いまの社会というのはものすごく多元主義の時代ですよね。
いろんな価値観が許容されなければいけない社会になってきています。
みんなが豊かになってくればくるほどそうなってくるわけで、それをひとつの考え方で上から押しつけようという今の中国の体制そのものがかなり無理だということ・・・
それはすでに社会主義が解体しつつあるという実状によってもわかると思います。
それがああいう一元的なシステムでうまく抑えていけるかどうか・・・。
これは大変に難しいと思います。
そうなると、やっぱり郵小平はラストエンペラーにならざるをえないんじゃないか。
新しい変化が21世紀に向けて中国に起こってくると思います」。
・・・アメリカ国務省の中国課長も、中国の今後の指導体制についてこう分析していました。
「中国は現在のように政府が一人か2人により支配されるのでなく、集団的な指導部を持つことになると思います。
もうひとつ忘れてならないのは、いわゆるポスト郵小平時代への移行はすでに始まっているのだということです。
最近の上海出身の朱鎗基や、広東省の葉選平に対する新しい人事からもわかります。
こうした40代、50代、ときには30代の新しい集団はすでに政府の官僚機構や、党組織に入り込んでいます」。