シンデレラと時計の話
シンデレラの話で私がとくに興味をひかれるのは、時間を守るという仙女との約束です。
しかもその約束には、約束の時間に1分でも遅れると魔法が切れるという、きわめて厳しい罰則がついていた点です。
1分でも遅れてはならないという厳しい時間の約束であれば、その時間の客観的な正確さを保証するものがなければなりません。
それを保証したものはいったい何であったのでしょうか?
シンデレラの話ではそれは機械時計ということになっていますが、当時の機械時計はほんとうに正確な時間を刻んでいたのかどうか・・・。
まだD&G 時計のような腕時計などがなかった頃の話ですよ。
またその時間がみんなの共通の時間になっていたのでしょうか。
現代のように時計が広く普及して、すべてのものが共通の正確な時間で秩序的生活をしている時代でも、集合時間に遅れてくるのは日常茶飯事です。
・・・そのことを考えると、シンデレラのお伽話が、厳重な時間の約束を中心に構成されていることの社会的意味は重要です。